日雇いの派遣の説明会に新宿に行った。ボアズの3020を聴きながら新宿に降り立った。ノリノリで歩いていると結構遅刻しそうになったので走っていったら一番乗りだった。しばらく経ってから髪をゆるふわに巻いた小ぎれいな女子大生っぽい女と大学生特融の汚い茶髪の男がきた。走った意味はなかった。説明を聞くとコロナちゃんのせいで全然求人がないとのこと。
帰ろうと外を出るとマウンテンパーカーが暑いくらい暖かくて春を感じた。信号を待っていると後ろから「もうこの道を一緒に下校することないのヤバくない？」「ヤバ！」と友達同士で笑いあっていた袴姿の女子大生がいた。俺もヤバいと思ったし、それがどれだけヤバいことかその女子大生に語りかけたくなった。今まであったものが明確に終わっていくんだぜ。俺も下校したい。大学の卒業パーティに金がなくて出席しなかったんだけどゼミの教授が立て替えてくれたという話を聞いて心底行けばよかったなと後悔した記憶がある。ドレス姿の松崎さんと俺も写真撮りたかったんだが。
大学時代の下校の思い出が全然ない。クソ思い機材を担いで大学生が闊歩する道をイライラしながらLOSTAGEを爆音で聞いていた記憶がほぼ全て。卒業式で「またな」と言って再開した人はほぼいない。
そんなことを思いながら地元へ帰還。ぽかぽかが過ぎるのでバイク屋へオイル交換に行った。道中、気温のせいか最高としか思えなかった。オイルの交換を終え、走り出すととオイルを換えたからかエンジンの感じ、ギアがスムーズに切り替わる感じ、気温、全ての要因がﾝｷﾞﾓﾁﾞｲｲｲｲｲｲｲｲへと誘いそして俺は。
