岬にて待つ

船に乗りて~

ソフト

最近、風呂入ってるとき人の死についてよく考える。ネガティブなものではなく結構フラットな感情で。叩かれるかもしれないが老人が死ぬのは予定調和というか、まぁそうだよなという納得材料がたくさんある。多分この納得材料がないほどきっと悲しみが溢れる。父型の祖母が死んだ際、俺が思ったのは相当ボケが進行していて誰のこともわからなくなっていたから、救済かなと思った。きっとボケたならとっとと殺してくれというタイプの人だったから。そんなことを思いながら結構泣いた。

その一年後、同じ時期に祖父も死んだ。浮気から色々相当好き勝手やってきた人だった。変な説得力を持ってる人で、ああこれは良くも悪くもモテる人なんだってこの歳になってぼんやり思う。姉が祖父の遺体に話しかけるやつをやっていて漫画かよって思いながらちょっと涙が出た。遺体を焼いた際、祖父の友人のおば様達が焼かれた骨をみて「立派な喉仏ね〜」と褒めていて、これが幾多の葬式に参列してきた長命者の場馴れ、、と驚愕したのを妙に覚えている。葬式も江戸川区で行ったためすぐに家に帰れる状態だった。妙に時間が余ったため遺体が焼かれた臭いの染み付いた喪服で俺は何故か風俗に行った。プレイ中に嬢の携帯が鳴っていてテンパっていたのを覚えている。その後服の匂いが気になったので、横にあった昔ながらのゲーセンへ行った。空調の悪いヤニ臭い場所が何故か落ち着いた。たしか雷電があったため100円を投入。秒で100円を溶かした。